日本の保育料本当に高い?海外の4つの国と保育料を比較してみた

2019年5月20日

娘も4月から保育園に通い始めました。子供が出来るまで保育料には縁がなかったので特に気にしていなかったのですが、子供の保育料って結構負担になるなぁと思いました。保育料はお住いの自治体により異なりますが日本の認可外保育園の平均保育料は20,491円だそうです。

う〜ん平均で見て2万位ならなぁと思うかもしれませんが実際にはみなさんそれ以上払っていると思うんですよね。というのも二人目から無料の自治体があったり、地方などでは保育園が無料のところもあると聞きました(旦那の会社の同僚の地元では少子化対策により無料なんだとか)もしくは最近ちらほら耳にするっようになってきたiDeCoで減税対策をし、保育料が下がるようにしている家庭もあるかと思います。

そういうのがあっての平均保育料なので、共働きで一人っ子の家庭は結構な負担になっているのではないでしょうか?

そこで朗報!!!2019年10月から幼児教育・保育の無償化を全面的に実施することが正式に決定しましたよね。共働き夫婦には家計の負担軽減になるので非常に嬉しいニュースではないでしょうか。そんな中ふと思ったのが『海外の保育料はどのようになっているのかな?』と思いちょうどカナダに住んでいて娘と同世代の子がいる友達とチャットをしていたので聞いてみました。

カナダの保育料

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『ねぇねぇ。カナダも日本みたいに保育園のシステムがあるの?』と聞いたところ、『全然違うよ〜。めっちゃ高くて、やばいよ』〜と返事が来ました。『いくらくらいなの〜?』と聞いてビックリ!!!なんとフルタイム8:30〜17:00で$1,100でした。

日本円にしてざっくり9万円!!!でもこれダウンタウンじゃないからこの値段のようでダウンタウンに住んでいる知人は$1,800なんだとか!!!オーマイガー!!!

しかもカナダでは州によって税金が違いますが友達が住んでいるバンクーバーでは消費税が12%なんです。

そんな高い保育料を払って、税金も高くて生活出来るのかな?と思い聞いてみた所、普通にバンクバーの企業で仕事をしていたら日本円で700万くらいは稼げるようで、夫婦で共働きならそれの×2のパワーカップルになるからなんとかやっていけるとの事。それにガバメントから補助金も収入次第だけどあるそうです。

子供が多い家庭は保育園ではなく、ナニー(ベビーシッターのようなもの)を利用する家庭も多いんだとか。

アメリカの保育料

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カナダのお隣の国アメリカさん。ここもカナダ同様で保育料はものすごく高いんだろうなぁと思っていました。調べてみると、ここもカナダと同様で州によってが違うのですがだいたい$800〜$1,200くらいでした。高い。。。。日本円にすると10万〜14万くらいですね。20万円を払っている家庭もあるんだとか。つまり平均して年間で100万〜150万くらいのお金がかかるわけですね。高っっ!!!

日本なら大学に行けちゃいますね。物価が高いことでも有名な世界の中心ニューヨーク。ここでは年間150万円ほどの保育料がかかるそうです。そして堂々の第一位に輝きました首都ワシントンDCでは驚愕の230万円という結果に。それでも払っていけるアメリカの給与体制にただただ脱帽です。ちなみにアメリカでは収入に応じて保育料が変わったりするような事はないようです。収入が多い人が税金を多く払うような日本の累進課税のようなシステムだと不平不満を言う人間がアメリカには多くいるからだそうです。さすが資本主義アメリカ。最近は社会主義に変わりつつありますが。。

ドイツの保育料

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幼稚園はドイツが発祥の地だそうです。ドイツ発祥のものって意外と多いですよね。日本語で一般的に使われている言葉もドイツ発祥のものが、ちらほらあったりとドイツとは結構所縁がありますよね。そしてこのドイツでは保育園のシステムも日本と似ていました。地域によるものもあるかもしれないので一概には言えませんが、保育料は収入に応じて決まるようです。そして3歳からは保育料が無料になるようです。もしかして2019年10月から始まる幼児教育・保育の無償化もドイツを見習って行なったのでしょうか。昔からドイツと日本はよく似ていると言われる事が多いですし。

ウクライナ

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最後に私の国ウクライナ。ウクライナの保育料は保育園によって全然違います。日本と同じように国立の保育園と私立の保育園があり、国立の保育園は無料ですが毎年どこかしらをリフォームします。例えば今年はトイレだったり、来年はホールなど。保育料が無料の代わりにその工事にかかった費用を負担します。そして国立の保育園は2歳児にならないと入れません。

私立の保育園は非常に様々で入れる時期も期間もバラバラです。園によっては2歳までしか入れない保育園もあります。そして私立の保育園は有料です。保育料は収入によるのではなく、保育園によります。人気がある保育園は英語の授業があり、その分料金も他と比べて高かったりします。それでも最近は私立の保育園の方が国立の保育園より人気です。保育料は日本円にしてだいたい8,500円〜3万円くらいです。

あ!!!安いじゃんと思うかもしれませんが日本と比べてウクライナの基本給は非常に安いです。以前こちらの記事に書きましたが平均年収は45万です。

その中で月に3万円もの保育料を払えるのは弁護士や政治家、ITエンジニアとではないでしょうか。

まとめ

日本の保育料は高いな〜と思う方は多いかもしれませんが、非常に優秀な人材がそろっった日本の保育園の保育料は他国と比較すると安いものでした。アメリカなんかと比べると1/3以下ですもんね。アメリカのワシントンDCの保育料が200万だったのは衝撃的ではありませんでしたか?こちらはあくまで私の友人に聞いたものや現地の友人が調べてくれたものですので地域によっては異なるものもありますのでご了承ください。

 

 

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Posted by kristina