ニトリ枕【高さが10ヵ所調整できる枕 】を使用してみた。調整方法
こんにちは。
みなさんは普段どのようにして寝ていますか?
仰向けで寝たり、横向けで寝たりと寝方は人それぞれで、色んな寝方があります。そして体型や頭の形なども人それぞれです。一人一人の身体に合った寝具を作ることで快適な睡眠を得ることができると言えます。オーダーメイド枕だったら既製品では得られない自分に合った枕を手に入れることができるんです。
日本人の睡眠時間は2018年OECDの調査によると7時間22分で世界でWORST1位の短さでした。最近ではさらに短くなっているようです。2020年の調査では平均睡眠時間は6時間27分となっています!!!
1日の1/3をベッドの上で過ごしているのに、もし今使っている枕が自分に合っていなかったら。。。。逆にもっと良い枕があり、最良の睡眠を得られるのであれば少し気になりますよね。
今使っているあなたの枕は自分に合っていますか?
寝付きが悪かったり、寝返りを打ち辛かったり、朝起きた瞬間から首や肩が重たく感じたりなどの悩みはありませんか?
そんな悩みを解決してくれるのが、オーダーメイド枕なんです。
体のS字カーブがバランスよく支えられるものが快眠につながります。
ですが、人によっては背中が丸くなっている方やフラットな方だったり、背中がでているタイプだったり体型は千差万別です。
自分に合った枕を探そう
起きたときに首や肩が凝っていたり、筋肉が張っていたり、疲れが取れない場合は枕と頸椎のカーブが合っていないのかもしれません。
枕と言っても種類は色々あります。枕の高さが違ったり、低反発なのか、高反発素材なのか、中の素材はなんなのか。綿だったり、羽毛、蕎麦殻、パイプや備長炭など。
まずは自分がどの素材が好きなのか確認しましょう。『そんなの面倒だよ』って思う方が結構いるかもしれません。
でも最初にご紹介したように1日の1/3はベッドの上で過ごしています。
ここ最近の日本人の平均寿命は84.1歳程と言われています。
その1/3ということは、24年間もの年数をベッドで過ごす事になるんです。
ファッションが好きな方は『服を選ぶのにどのくらいの時間をかけますか?』全ての服を直感的に買っていれば、時間はそんなにかからないかもしれませんが、色々見ていると1時間くらいは平気で経ちます。
その時間をかけて買った服を一生のうちで何回着ますか?毎日同じ服を着ることはないと思います。
でも、枕は違うんです。枕は毎日寝る時にほとんどの人が使用するものです。睡眠の質が及ぼす影響なども先程説明しました。
睡眠の質が悪いと効率が非常に悪くなるんです。そしたら枕の重要性が少しは分かってきたのではないでしょうか?
私も最近数年使っている枕が悪くなってきて、朝起きた時スッキリしない事が増えてきた為、そろそろ枕の替え時かなと思っていました。
そこで最近雑誌などで取り上げられてる『調整できる枕』にしようかなと思いニトリに行くことにしました。ニトリなら種類も多く、リーズナブルな価格で手に入ります。それに今使っている枕もニトリで購入したからです。
枕には色んな素材が使用されています。
ではどんな素材があるか、一つずつ素材の特徴なども簡単にご紹介します。
枕の硬さはどれが良いのか
柔らかい素材から硬い素材を順にご紹介します。
つぶ綿
程よい弾力で柔らかな感触。頭にしっかりフィットしてくれます。柔らかいのが好みの方にはオススメです。
ただ使用していくうちにクッション性が損なわれ、ボリューム感もなくなっていきます。寿命は1〜3年くらいでしょうか。
羽根
通気性が良く、吸湿性・保温性・発散性に優れているので夏は涼しく、冬は温かいという利点があります。
安価なものは少しベトっとしたニオイがあったり、使い続けるうちに中の羽が外に出てくる事もあります。こちらもつぶ綿同様で寿命は1〜3年くらいでしょうか。
ウレタン
柔らかいスポンジ状の素材です。非常に柔軟性が高く、フィット感があります。体格が良い方でも形状を変え、しっかりと支えてくれます。
通気性が悪く、熱がこもりやすいので、蒸れやすいという難点があります。
パイプ
丸洗いでき、通気性と耐久性に優れた素材、頭をしっかりと支えてくれます。素材自身の耐久性も高いので、枕寿命は最初に紹介した柔らかい綿や羽根などと比べるとかなり長持ちします。
寝返り時にパイプ通しがこすれザワザワした音が気になる事もあります。また、重量感もあり、ずっしりとした重みがあって硬いので、柔らかい枕が好きな方にはオススメできません。
蕎麦殻
通気性が良いので熱がこもりに難く、日本では古くから枕の素材として利用されてきました。硬めの枕が好きな方にはオススメです。
天然素材の蕎麦殻を使用しているため、湿度が高い場所に長期保存していると虫が発生する事もあります。また、喘息やアレルギーの方にはオススメできません。
ニトリの調整できる枕
ニトリの『高さが10ヵ所調整できる枕』は上記の『つぶ綿』、『パイプ』、『蕎麦殻』から本体の中身を選ぶ事ができます。
そしてこの枕は3層構造になっていて、本体以外の『部分調整シート』と『全体調整シート』はウレタン素材になっています。
先程、自分に合った寝具を選ぶとありましたよね。こちらの『高さが10ヵ所調整できる枕』だったら高さも硬さもカスタマイズ可能なので、微調整して限りなくオーダー枕に近いフィット感を実現できるんです。本来オーダー枕って聞くとめっちゃ高いイメージですよね?
安いもので2万円から、高いものになると5万円を超えるものもあるんです!!!
でも、こちらはなんと4,980円で購入できるんです!!!!
さすが、お値段以上ニ・ト・リ!!!!
枕の調整方法
こちらは公式サイトの方法です。
仰向け寝の場合
3層構造の2枚目のウレタンシートの真ん中を抜くだけです。
横向け寝の場合
2枚目の部分調整シートのサイドを半分に折るだけです。
でも正直このやり方だけでは私は高さが全然合いませんでした。
高さというより枕自体がぎゅうぎゅうに詰まっている感じで、これを枕にして寝ると硬い何かで圧迫されているような感じになってしまい、すぐに止めました。
これは人によってやり方は千差万別なのでこれと言ったやり方はないと思います。
ただ、仰向けで寝る場合でも、たまに横向け寝になったりしますよね?
その場合、サイドが先程のやり方だとゴワっとしすぎて私には不快だったのでいっその事、2枚目の真ん中と両サイドを取りました。そしてパイプの量で高さを調整すると枕自体がぎゅうぎゅうになっている感じもなくなり、寝心地がよくなりました。
実際に枕を使ってみましょう
まず最初に取り出したものは3層目の全体調整ウレタンシートです。
この全体調整シートを取ると大きく高さが変わります。今まで柔らかい枕を使っていて、これからパイプ素材に挑戦したいけど、なんか合わないなぁと思う方は高さが原因かもしれません。
柔らかい枕を好む方は高さが低い枕を好む傾向にあります。柔らかい枕は頭を乗せると沈み込みますが、パイプ素材の枕は硬めのなので沈み込むことはありません。どうしても違和感が拭えない、高さが変に感じるのであれば、慣れるまでこの全体調整シートを思いきってとってしまうのもありかもしれませんね。
次に取り出したものは2枚目の部分調整シートです。公式サイトではこの2枚目の真ん中の部分を取り出しています。
ちなみに私はこの両サイドを取り出しました。
最後は本体のパイプを調整します。本体のファスナー部分から中材である、パイプを取り出します。
開くと中にパイプが見えます。
パイプを取り出しました。なんだかストローを切ったような形ですね。
合わなかった時に微調整しやすいように、取り出した、中材のパイプは袋に名前を書いて小分けすると便利ですよ。捨ててしまったら、やっぱりもう少し中材が欲しいと思っても調整ができないので。
調整終えたら、先程の工程を戻します。
ここで注意3枚目の全体調整シートを戻す場合、四隅をしっかりと押し込まないと、シート中央がゴワゴワした感じになってしまいます。しばらくそれで寝ていればいずれは頭部の重みでゴワゴワ感もなくなると思いますが、気になる方は全体調整シートを入れる際は注意してくださいね。おそらく、パイプや部分調整シートを取り出して枕の内容量が減れば、ゆとりが出来て全体調整シートも入りやすくなると思うのですが、何も取り出していない状態だと、結構内容量はギチギチになっていますので。
NGな枕の使い方
整体師や寝具売り場のスタッフに聞いたのですが、理想的な枕の使い方があるんです。下記のように頭だけを枕に乗せて寝ている方がいるようですが、それだと首の後ろに隙間ができて頭と体を首だけで支えている状態になってしまいます。
寝ている間も首に負荷が
人は立っている状態と同じ姿勢を横になった姿勢でも維持できると快適に寝ることができます。成人の頭の重さは約4〜6kgでボーリングの球と同じくらいの重さと言われています。
ボーリングの球をイメージして下さい。これをずっと持っている状態はかなりしんどいですよね。でも立っている時、姿勢が悪いと、この重さによって首や肩に負荷がかかります。
姿勢によっては最大で30kg近くの負荷がかかるようです。
つまり寝ている状態でも首の後ろに支えがないと、寝ている間ボーリングの球をずっと首と肩で支えていることになるんです。
そうすると翌日、肩こりや首に疲れが残ってしまいます。むしろ首は前日より疲労が蓄積しているのかも!!!!
枕を使った正しい寝方
まず、枕がゴワゴワになっていたら整えて下さい。
枕を使った正しい寝方は枕のふちに肩を当て、頭と体をしっかり支えます。イメージとしては下を向いた時に首の後ろに出てくる骨がありますよね。頭だけではなく、この部分も枕に乗せる方法が正しい枕の使い方です。写真で手を添えている部分です。
基本枕の真ん中は窪んでいます。そこに後頭部を乗せましょう。これが仰向け寝のホームポジションです。この時、首の後ろにできている高さが枕を調整したら良い高さです。この高さが高すぎてもNGですし、低くてもNGです。これをニトリの『高さが10ヵ所調整できる枕』は自分に合った高さに調整できるんです。
先程NGな枕の使い方を説明しました。そこでは首の後ろに隙間ができていましたよね。でも、下記の写真では首がしっかりと支えられています。
今度は寝返りをした場合の横向け寝です。寝返りをする際は肩を起点にして枕の端に頭を持っていきます。真ん中の窪みがある場所で、横向け寝をすると、これによって首の高さが変わってしまいます。
なので横向け寝をする場合は枕の両サイドを使いましょう。
枕の窪みや両サイドの高さは後頭部が張っているのか、絶壁なのか。
頭の形などで大きく違いますので微調整は枕本体のパイプの量を調整して、自分にとって最適な高さを探しましょう。
※横向け寝をする方で腕を使う方は注意が必要です。実は首の高さがあっていないので腕を使って高さを微調整している事があるんです。その場合、腕を下した状態で寝ると違和感が生まれたり、首に負荷がかかると思います。
まとめ
いかがでしたか。『枕なんて何を使っても一緒でしょ?』って考えていた方や枕の硬さのみを気にしていた方はこれから『枕の選び方』や『枕に対しての考え』が変わるのではないでしょうか?重要なのは頚椎をしっかりと支えて首への負荷をなくす事です。
これから新しい枕を買おうと思っている方の参考になればと思います。