【足を細くする方法】ハムストリングを使って正しい歩き方
『足がゴツゴツして嫌だ』。『足が太くてパンツを履くとパンパンになってしまう』『上半身は細くても下半身がどうしても細くならない』等の悩みはありませんか?
男性でも女性でもスッキリとした足に憧れを持つ人は多いんじゃないでしょうか?
最近では空前のマッチョブームが到来していますので、そう言った一部の方を除けば、細くてスッキリした足の方がファッションの幅も広がるのでニーズが多いと思います。
足を細くする方法。ハムストリング を使って正しく歩く
『ハムストリング』って聞いてもイマイチピンと来ないよっていう方の為にも、後ほど体の部位や名称について詳しく説明したいと思います。
そんなの覚えられないよって方がいるかもしれませんが。。。。安心して下さい。
名称なんか覚えなくても、歩き方のコツさえマスターすれば問題ありませんよ。
でも歩き方を変えるだけで足が細くなったら、みなさんぜひ試してみたいとは思いませんか?
そもそもなぜ私が歩き方に着目したかというと
私は日本に来て数年になるのですが、最近旦那と話していてある違和感の正体に気付きました。日本に来たばかりの頃、なんとなく違和感はあったのですが、特に気にしていなかったので。日本人と欧米人の歩き方が違うという事です。
欧米人と歩き方の違い
普段何気ない日常の中で歩くという動作に対して、意識して歩いている人はどれだけの人がいるのでしょうか。モデルを目指しているという方であれば、日頃から気を付けて歩いている方はいるかもしれません。歩くという動作は基本的な動作ですが、だからこそベースになる動作である為、非常に重要になってくると思います。
通常歩くという動作は前に向かって進む思います。余程、トレーニングをしている等の事がない限りは街中でも後ろに向かって歩いている人を見る事はないと思います。
では『欧米人と歩き方が違うとは何が違うのか?』
『手の振り方が違うのでしょうか?』
『歩く歩幅が違うのでしょうか?』
答えは・・・・歩くときに使っている筋肉に違いがあるのです。
人には歩く事のみにおいて極端にいうと2種類の筋肉があります。
車でアクセルを踏んだ後、ブレーキがないと止まれませんよね?
車や乗り物にアクセルとブレーキが存在するように人の体にも『アクセル筋』と『ブレーキ筋』が存在します。
ブレーキ筋
まずブレーキ筋ですが、これは『太ももの前側の筋肉』『大腿四頭筋』を指します。この筋肉は文字通り『ブレーキをかけてくれる筋肉』です。 下り坂で体が前に倒れないのは『足の前側の筋肉』が、倒れない様に踏ん張っているからなんです。もしもこの『前側の筋肉』の力を抜くとすぐに下り坂を転げ落ちることになるでしょう。とても重要な筋肉なのですが、間違った使い方をするとスポーツにおいてもケガの元だったり、足をキレイに見せたい女性においても天敵になってしまう事もあるんです。
アクセル筋
次にアクセル筋ですが、これは太ももの裏の『ハムストリング』 を指します。『ハムストリング』とは『大腿二頭筋』・『半腱様筋』・『半膜様筋』からなり『大腿後面を形成する筋肉の総称』で、簡単に言うと『もも裏の筋肉』です。ここが文字通り、走ったりする際に使用する筋肉なのですが、ハムストリングも非常に重要な筋肉で運動以外にも大きな役割を果たしています。スポーツをしない人だとあまり馴染みのない筋肉の様に思われがちですが、ハムストリングが弱くなってくると骨盤が前向きに倒れ、猫背や腰痛の原因になったりもします。少し前に『骨盤を立てる』なんかニュースになっていたと思います。耳にしたことはありませんか?
日本人の歩き方
それは先程お話ししたアクセル筋とブレーキ筋の使い方の違いにあるんです!!
街中で歩いている人を見て思ったのが、たまにピョコピョコ飛ぶ様に歩いたり、極端な場合は内股で歩いたり、色んな歩き方が気になりました。
※これはちょっと分かり易い様に例えて表現してます。写真はあくまでイメージです。顔が下を向いているので、姿勢が前傾に崩れていますよね。
ではなぜ、その様な歩き方になってしまうのかと言うと
日本人はブレーキ筋を使って歩いている人が結構いるという事です。ブレーキ筋を使って歩くと何がいけないのか?
ブレーキ筋を使って歩く
先程、ブレーキ筋の役割は説明しましたよね。ブレーキ筋とは文字通り止まる為の筋肉なんです。それを歩く為の筋肉に使ってしまうのは非常に効率が悪いという事を車を例に説明します。
車は停車している時、動かない様にサイドブレーキを踏んでいます。この状態でアクセルを踏み込めば、進むことはできますが、常にブレーキがかかった状態なので、スピードも出ませんよね?さらにはブレーキをかけた状態なのでタイヤも磨耗してしまいますよね?もっというとブレーキ自体が壊れてしまうかもしれません。
これが人間の体で起きていると考えたらどう思いますか?
スポーツだったら、怪我に繋がるかもしれません。
足を細くキレイに見せたいのにブレーキをかけた状態で歩いているので、ウォーキングは逆効果になり、足はパンパンになります。
『じゃあどうしたら良いのか?』答えは簡単なんです。
『前に進む為の筋肉』ももの裏の『アクセル筋』を使いましょう。
前側の筋肉がゴツゴツして太くなっている方は筋膜リリースすると凝り固まった筋肉がスッキリしますよ。
アクセル筋を使う
じゃあどうしたら『アクセル筋』を使えるようになるのか?
答えは非常にシンプルで『もも裏の筋肉』を使えば良いんです。
①まずは姿勢から。キレイな歩き方の人は姿勢もキレイですよね。猫背の人はこれを機に姿勢も改善できますよ。壁に背中を付けて、かかと・お尻・肩・頭が付く様に立ちます。頭は天井から吊り上げられているイメージで。声の発生や呼吸方法も頭は天井から吊り上げられている様にと教わりましたよね。今流行りの鬼滅の刃でいうところ全集中の呼吸で。笑
②頭や肩が左右に揺れない様に注意し、膝裏はしっかり伸ばす事を意識しながら腰から歩く様に。この時お尻の少し下の辺りを意識すると、より良くなります。
③そして足の裏は『かかと』から『足のつま先』に向かう様に着地すると膝が自然とまっすぐ伸びてくれます。
④最後に軸足になっている足は地面と接している時間を少し長くすると、よりもも裏を意識して使える様になります。
そもそも欧米人と日本人の足に対しての考え方が違うと思います。大半の日本人は『股下から足』という認識でいますが、欧米人は『おへその下からが足』というイメージです。その事も意識して足を動かすと良いと思います。
写真で歩き方を見てみましょう
上記の歩き方を写真で見ると分かり易いと思います。
軸足の膝はしっかりキレイに伸びてますよね?着地する足はカカトからキレイに着地しています。重心は軸足に残しているので前のめりにもなっていません。
こちらも同じですね。外国人のウォーキングで調べるとやはりみんな同じ様な歩き方をしています。
こちらはかの有名な『ビートルズ』による1969年アルバム『アビイ・ロード』です。
さすが『ビートルズ』。歩き方がとてもキレイです。
最近プライムビデオで映画にもなったこちらの『YESTERDAY』も
姿勢も伸びていて、膝裏も伸びています。重心も軸に乗っていてキレイですね。
最後にちょうど日本の方で『アビイ・ロード』の様なジャケット写真を『NGT48』が撮っていたので、その写真を使用させて頂きます。
ジャケット写真のため、彼女たちはポージングしているからかもしれませんが、軸足の膝がキレイに曲がってしまっています。重心もバラバラです。日本人と欧米人の違いはこちらをイメージして頂くと良いかもしれません。
全ての日本人がこの様に軸足の膝が曲がってる訳ではありませんが、歩き方が変だったり、猫背の人はこの様に軸足の膝が曲がってしまっている傾向にあると思います。
もしかしたら昔の着物を着ていた時代の名残で、着物はスリットが入ってないので、足が伸ばせません。それが理由で一部の人は膝裏が曲がった歩き方になってしまったのかもしれませんね。
あなたはどっちの筋肉を使ってる?
もし、あなたが『太ももの前側の筋肉』か『もも裏の筋肉』のどちらを使っているか分からない場合は、実際に筋肉を動かしてみると良いと思います。筋肉を動かすと言ってもそんなに難しい事を考えないで大丈夫ですよ。シンプルに運動したら良いんです。
『普段からスポーツをする人』はランニングや運動した後、『前側』と『後ろ側』のどちらの筋肉が張っているか、筋肉痛になりかけているのか確認して下さい。
『普段あまり運動しない人』はいつもより『少し長めのウォーキング』をしてみて下さい。太ももの前側の筋肉を使っている人であれば、前側の筋肉が張ったり、筋肉痛になっていると思います。
まとめ
アクセル筋とブレーキ筋の違いは分かりましたか?最初は慣れるまで難しいと思いますが、車の運転と一緒で一度覚えると『アクセル』と『ブレーキ』を覚えたら間違わないですよね?今までブレーキ筋で歩いていた人は知らなかっただけで、一度覚えれば簡単です。ピョコピョコ飛ぶ様に歩いていたのは、前に進んでも常にブレーキをかけながら歩いていたからなんですね。ハムストリングが鍛えられるとゴツゴツした足ではなく、シュッっとしたキレイな足になるので欧米人の様な足を目指したい方は『ももの裏』の使い方をマスターしましょう。
要するに『アビイ・ロード』のビートルズをイメージして歩くと間違いないという事ですね。笑