美しく映るためにモデルポージングを紹介します【ポートレートのみ】

2020年12月11日

今回は写真に良く映りたい方に、ポージングのバリエーションを紹介したいと思います。初心者モデルも参考になると思うし、また自分の写真を撮るのが好きという方もこの記事で紹介するポージングのテクニックを覚えたら、良い写真を撮りやすくなると思います。

私のブログを始めて訪れてくれている方もいらっしゃると思うので、始める前に簡単に自己紹介をします。

私の国籍はウクライナです。2016年に来日して、福岡のモデル事務所に所属しています。ブライダル系とPR動画の仕事が多いです。イメージが付きやすくなるために、例として過去の仕事の動画を載せます。

私はモデルの活動を始めたとき、よくポージングの練習をしていました。今でも練習していますが、その当時にポージングのコツを教えてもらっていれば、より上手にできたと思います。基本的にはレッスンの内容を受けたとき「それでは今から止まらずに連続で1分以内に色々なポージングのパターンをしてみてください」と言われました。普段、モデルとして活躍している女性は余裕でこれ位のタスクができると思いますが、私はモデルの経験がなく、いきなりそれを言われても、どう動けば良いかあまり分かりませんでした。今回はポージングの基本パターンを載せますので撮影中、ぜひ使ってみてください。

一般的には上半身と全身の写真がありますが、この記事ではポートレート向けに上半身だけ映っているポーズに絞りたいと思います。全身ポージングのバリエーションを次の記事に紹介しますので、興味がある方はぜひ見てください。それではポージング集に移ります。

ポージングのバリエーション

カメラ目線あり

『カメラ目線』は難しいです。多くの人に『持っている本人確認書類の写真はどう思いますか?』と聞いたら、おそらく『あまり好きじゃない』という答える方が多いと思います。何が難しいかというとまずはカメラ目線だと顔の左右の差が目立ちます。また、慣れてない人にカメラ目線と言ったら、どういう表情を見せたら良いか分からなくなるので、本人確認書類の写真を見せてもらったら戸惑っている表情が多いです。私はカメラ目線の写真を撮ってもらっている時、基本的には三つのパターンを見せています。

①クール

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②ほほ笑み

③歯を見せるパターン

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体を動かさずに表情を変えるだけでまったく違う三つのパターンが撮れます。カメラ目線のポーズをする時は、何かしらの感情を見せてください。以上の三つのパターンができるようになったら種類を増やしたら良いと思います。『驚き』、『考え中』、「ロマンチック』等です。

カメラ目線なし

 

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アパレル系撮影だったら、『カメラ目線なし』の写真が多いです。『カメラ目線あり』と比べたら簡単です。ただし、横に目を反らすとき、横を見すぎないように気を付けてください。カメラ目線から離れすぎると白目が目立つので、恐ろしい印象を与えます。私もそういう癖があったので、よくマネージャーに注意されていました。

髪の毛を触るパターン

表情を変えるだけでポージングのパターンを増やすのはやっぱり限界があるので、手を使いましょう。撮影中、髪の毛をタッチしたら、子供風に可愛いポーズも撮れるし、女性らしくセクシーなポーズにもぴったりです。『前髪を触る』、『毛先を触る』、『耳の回りを触る』等は色々なバリエーションが可能なので、ポーズのネタがなくなったら、髪の毛で遊びながら練習しましょう。

首を触るパターン

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続きまして、髪の毛のタッチだけではなく、首をタッチすることでも結構格好いいポーズが取れます。ファッション雑誌を見ているときもそういうポーズを見たことがあると思います。首を触ると、基本的に人はリラックスしているので、顔に緊張感等が出ずに自然的にキレイな表情が撮れます。

 口を開けるパターン

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日常生活で喋るときと驚くとき以外に普通口を開けてないので、このポーズはちょっと難しいと思われています。日常生活では口を開ける癖があるとしてもそれは格好いい表情というよりボーっとしているような表情ですよね。自分はどう映っているか少し口を開けたまま自撮りをしてみて下さい。おそらく少し違和感があると思います。私はこちらのポーズを上手に撮れるように時間をかけています。ポイントは口を開けるだけではなく口を開けたままでバランス良く顔が映っているかどうか大事です。おかしいと思ったら「顔の角度を変える」、「目線を変える」、「手を使う」等をしてみてください。

アイテムを使うパターン

 

アイテムがあればないより撮影中リラックスできるので、使うのはオススメです。特にカメラの前で緊張している子供はよく何かのオモチャ、風船等を渡されています。そうすると、子供は撮影を忘れてオモチャに集中するので、自然な表情が撮れます。大人も同じです。撮影に集中し過ぎると、表情はロボットみたいに固くなります。オススメのアイテムは眼鏡、サングラス、アクセサリー、帽子、花、食べ物、ドリンク等です。

ポージングを練習する方法

前半にポージングのバリエーションを紹介しましたが、後半に練習する方法を伝えます。基本的にはどのモデルでもいきなりポージングが上手になれるわけではありません。何回も練習することで、自分が良く映っているパターンを見つけていきます。

 鏡を見ながらポーズをチェック

スタートとしては鏡を見ながら以上に書いた表情を出して見てください。最初は考えながら表情を変えると思いますが、ある程度慣れたら考えずに早いテンポで表情を変えてみてください。モデルの撮影の場合はプロカメラマンは基本的に待たないので、早いテンポで上手にポーズを変えることはプロの特徴です。

鏡なしにポーズをチェック

鏡を見ながらポーズをチェックのやり方と同じですが、違いは鏡を使わないことです。意外と鏡がないとポーズは崩れてしまうことが多いです。なぜかというと自分はどう映っているか分からないからです。早いテンポで撮ると自分の映りを想像する時間もないので、練習しないと本当に微妙なポーズしか撮れないです。ポーズを確認するために、必ず録画してください。そうすると自分が良く映っているポーズともう少し改善した方がいいポーズが分かります。

 まとめ

今日は撮影に使えるようなポートレートのポージングのバリエーションを紹介しました。最後にまとめると6パータンがあります。その中で『カメラ目線なし』、『手を使う』、『アイテムを使う』パターンは撮影中に緊張感を和らげるので、初心者にもやりやすいです。一方『カメラ目線あり』と『口を開けるパターン』は練習が必要ですが、できるようになったらカメラの前で自信が付きます。

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