ウクライナ人が考えるウクライナと日本の共通点4選
東ヨーロッパに位置するウクライナと太平洋に浮かぶ島国日本を色々な視点から比べてみると、意外と共通点があります。
料理
日本は食文化が強くて、私はよく日本人に「ウクライナの料理を教えて」と言われています。写真を見せると、みんなは「え、それは日本の料理じゃない?笑」と驚いてます。さぁ、それはどんなものですか?
日本の餃子とウクライナのヴァレーニキ
これはウクライナの餃子とも言われています。日本の餃子と作り方は非常に似ているのですが具材は様々です。じゃがいも、チーズ、キャベツ、肉、きのこなどです。また、桜桃、苺、ブルーベリーなどの果物で作った具を包み、茹でたデザートとしても食べられます。
ロールキャベツ
ロールキャベツもウクライナの伝統料理の一つです。ロールキャベツの中身は日本の場合、大体お肉ですがウクライナの場合、野菜、肉とご飯を混ぜて作った具です。また、肉なしのロールキャベツも結構作られています。
じゃがバター
ウクライナではじゃがいもを使っている料理は多いのですが、その中で一番シンプルなのはじゃがバターです。日本と違って、お祭りの時だけではなく、日常の食事として食べられています。また日本のようにジャガイモの形のまま食べるのではなく、マッシュポテトのように潰した状態のものが多いです。
童話
驚いたことにウクライナと日本の子供は同じ童話を読んでいるようです。もちろん、それぞれの童話もあるんですが私は日本人の知り合いに「子供の時、よくてぶくろを読んでいたよ」と言われたら、目を丸くしてまさかと思いました 笑 てぶくろはウクライナの童話です
とても寒そうな雪の上に落ちたあたたかそうな手袋に、次々と動物たちがやってきます。少しでも暖かくなりたいのはみんな一緒ですよね。
動物たちがやって来るたびに「中にいるのは誰?」と確認し、手袋の中にいる動物は自分を名乗ります。そして「入れて?」
「どうぞ」のくりかえし。
子どもたちは、自分もいつのまにか手袋の中の住人になった気分になるようで、そしてやって来る動物がどんどん大きくなっていくので一緒にハラハラ。
大きなかぶ
元々ロシアの童話の一つなんですがウクライナは1991年までにソ連に属していたのでこの童話はウクライナにも結構広まって、知らない人はほとんどいません。
武士
日本の侍とウクライナのコサック
日本の侍は色々な役割を担っていたのですが一番主なのは武士ではないでしょうか?その時代、ウクライナでもコサックという武士は戦いを中心として活動していたのです。コサックは使っていた武器も結構侍の刀に似ています。
また、日本の小学校でコサックダンスを習っている小学生もいるようですがそれはウクライナのダンスなのか教えられていないみたいです。
名前
漢字で書かれている日本の名前なんですが響きはウクライナの名前と同じです。由梨 (ゆうり)、佑來(ゆうら)、麻里奈 (まりな)、舞 (ウクライナのバージョンはマイヤ)、真里(まり)、杏奈(あんな)、苗字:栗栖 (くりす)などです。
また、悲しいことなんですが世界で知られている一番主な共通点はチェルノブイリ原子力発電所事故と福島第一原発事故とのことです。でも想像するだけで心が痛むので、今回はポジティブな比較だけして、終わろうと思います。
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