従業員にとってテレワークのメリットとデメリットのまとめ
2018年までテレワークをしていたほとんどの方はフリーランスでしたが、2019年から新型コロナウイルスの影響で一般の会社員の方も自宅で仕事をする方が非常に増えましたね。それに伴ってテレワークに関して、メリットとデメリットも新しく出たと思います。ちなみに、私も既に1年在宅勤務です。
これから会社がテレワークを導入する方。またはテレワークが可能な会社に転職したい方向けに従業員にとってどのようなテレワークのメリットとデメリットがあるか紹介します。
テレワークのメリット
会社で働くと、休憩中にできることが限られていますがテレワークだと休憩中になんでもできるんです。落ち着いた家の環境でゆっくり仮眠も取れるし、家事もできるし、そして自分の趣味の為にも時間が作れます。自分をリフレッシュさせる休憩を選べるので、とても大きなメリットだと思います。
上司と話すなり、お客と話すなり、気を遣って疲れてしまいますね。ウクライナで育っていた私はそういうところについてあまり考えたことがないのですが、日本に来たら日本の社会を見て確かに周りに気を遣いすぎる傾向にあると思いました。日本では『相手の考えを優先させよう』という心理が働くので、素の自分を出しにくい環境だと思います。一方、ウクライナを含めて欧米では他人に批判されても自分の意見をしっかりと伝える傾向が強いです。日本と比べたら他人から嫌われたくないという思考はそこまで強くないです。
『周りに気を遣いすぎて消耗する』という悩みがあればテレワークでこれを解決できます。直接人と接しないので、楽な感じで業務をこなせます。
他の口コミを見たらテレワーク中、仕事のオンオフがはっきりしてないのでつい残業をしてしまう意見がありますが、しっかりと時間管理ができたら定時に上がりやすいと思います。なぜなら、まずは会社で就業中、業務を終わらせても『あっ、まだ誰も帰ってないので、帰りにくいな』と思う人は多いです。周りでみんなパソコンをカタカタしながら一生懸命働いているように見えるので、なんだか自分だけ定時に帰ったら罪悪感がありますよね。私は外国人なので、あまりそう思っていませんが日本の社会を見ると残業しちゃう人が多いですね。また、それだけではなく社内会議と同僚との話が減るので、その時間を効率的に使えるんです。だから定時に終わりやすくなります。
テレワークのデメリット
次はテレワークのデメリットをまとめます。
テレワークの場合は、すべてのコミュケーションはチャットもしくはSkype,Zoom,Google Meet等でオンライン電話になります。なぜコミュケーション不足が生まれるかというと、まずは話したい相手は今何をしているか見えないので、いきなり電話ができません。電話で話したいとき相手のスケジュールを確認しないといけないです。そして特に何かの資料を見せながら話したいならZoomかGoogle meet等のアプリでわざわざミーティング設定しないといけませんね。一方、会社で働く場合は、相手のところに行って『今ちょっといいですか?』と聞いたら、すぐに確認したいことを確認できるし、すぐにできなくても何時に開いているかその場で決められます。
次はチャットで聞く場合は伝えたい内容が多いと文字を打つのは大変だし、ちょっと面倒ですよね。そして相手にスルーされることもあるので、中々円滑にコミュケーションが取れません。
更にもし休憩中に相手と世間話をするのが好きだったなら、それが完全になくなるので、ストレスを感じてしまうかもしれません。
コミュケーション不足によりチームの形成が崩れてしまい、チームワークの意識が薄まる傾向も見られています。会社ではみんな集まり、何かの課題があればお互いの意見を交わしながら、解決しようとする動きがあります。会社の業績が良い時はみんなで盛り上がり、不安定の時みんなで乗り越えることで、チームで働く意識が高まります。
テレワークの場合は、どちらかというと『一人で働く』形になります。いつものルーチン作業をするならテレワークでも問題なくできますが、『新しい戦略を考える』、『売り上げを伸ばす方法を考える』等になると自然な会話の方が好ましいと思います。お互いの顔を見ながら自分の発言に対して相手はどう反応しているか確認しながら、次にどう話を勧めたら良いか判断できますが、テレワークだとそれが難しいです。
家から出ると毎日小さくても新しい出来事が起きます。例えば会社に行く途中で他の同僚に会って、何気ない会話をしながら会社に行くとか、誰かと一緒にランチを食べに行くとか、会社の近くでセールがあってちょっと見に行くとか。。。日によって自分の服装と髪型をちょっと変えたり、女性の場合はメイクを変えたりすることで、変化が生まれるので毎日は違うように感じます。テレワークをしている人は外から出る必要がないので、毎日『起きる→ごはんを食べる→パソコンをポチ→休憩→パソコンを消す』という繰り返しなので、新しい印象や刺激が物足りないのです。パジャマを着たまま作業をしている人も多くいるので、変化がなく、単調な生活にしびれを切らす人もいるかもしれません。
ただし、テレワークでも休憩中、豊かに時間を過ごせばこの問題を多少解決できると思います。こちらの『自分をリフレッシュさせる休憩の過ごし方』も是非参考にしてください。
家から出る機会が少なくなるので、体を動かす機会を作らないと『体力が衰えた』、『太ってしまった』、『腰や肩が痛い』等のトラブルが起きてしまいます。私はできるだけそれを避けるために適度な運動を心掛けています。また、筋肉をほぐす『グリッドフォームローラ』と脂肪燃焼の効果がある『振動マシン』はテレワーク中に欠かせない物になったので、休憩中にいつも使っています。
外出減少に伴って日光を浴びることも減ります。日光をほとんど浴びない生活スタイルを続けると日光により活性化されるビタミンDは不足するおそれがあります。ビタミンDは丈夫な骨や歯を作るのに欠かせない栄養素なので、十分に採らないと、健康トラブルが起きてしまいます。
こちらは時間管理が苦手な人に該当します。会社に着いたら仕事はスタート、会社を出たら仕事上がりというタイミングがなくなるので、時間管理は完全に自分の責任になります。もちろん、会社の規定により勤務時間が決まっていますが勤務時間内に間に合わなくても後で出来ると思ってしまえば、ずっと仕事をしている感じがあります。
まとめ
テレワークのメリットとデメリットを照らし合わせてもテレワークという働き方が良いか悪いか一概に言えない物です。テレワークに向いている人であればメリットしか見えませんが、テレワークに向いてない人はデメリットを強く感じることも事実です。自分の性格、また『出来る事』と『出来ない事』が分かれば、どちらの方が働きやすいか判断しやすいと思います。