初産に無痛分娩を受けました。流れ?費用は?痛みは?

親子ライフ

日本では私はウクライナ出身の外国人になりますが、出産してよく聞かれる事があります『外国で出産するのは怖くなかった?』とか、『里帰りしたいと思わなかった?』とか、『日本で出産する不安はなかった?』等です。単刀直入に答えるなら答えは痛分娩を選んだからこそ、安心して子供を産むことが出来ました』。日本では無痛分娩に興味を持っている妊婦さんが多いそうですが、疑問や不安で無痛分娩を敬遠している方も少なくありません。私は出産してからもう2年経ちますが、実際に無痛分娩を体験してどうだったかその経験を伝えたいと思いこの記事を書きました。無痛分娩が気になる方やこれから受けようと思う方の参考になれば嬉しいです。

無痛分娩とは?

「無痛分娩」という言葉を聞くと、痛みを感じずに赤ちゃんを産むイメージがあるそうです。痛みを感じないと、赤ちゃんとの繋がりもなく赤ちゃんが出るところが分からないという思い込みがあるそうですが、簡単に言うと無痛分娩は陣痛の痛みを和らげるだけなんですよ。なので無痛分娩を選んでも、いきむ事と意識は必要です。

無痛分娩は二つの種類に分けられています。事前に日程を決めて硬膜外麻酔下に陣痛促進剤を投与する計画無痛分娩と自然陣痛が来てから硬膜外麻酔を開始する自然無痛分娩です。赤ちゃんが生まれるタイミング決めていると思いますが、それに加えて陣痛促進剤の使用等のリスクが加算されるそうなので、多くの病院には自然無痛分娩は勧めらています。

無痛分娩のリスクがある?

多くの私の知り合いは初め無痛分娩に興味を持っていたのですが、色々悩んだあげく麻酔なしの分娩を選びました。なぜ無痛分娩をやめたかと聞くと、「最近無痛分娩の事故が多いから」、「ニュースを見て無痛分娩がうまくいかず危険だと思うから」等の恐れがあったようです。私が出産した病院はそのようなケースについて調査を行って、下記の通り発表されています。

2017年無痛分娩に関連した医療事故の報道が相次ぎ、無痛分娩の安全性に関し公的機関やいくつかの学会で調査がされました。それらの分析によると「無痛分娩事故」とは、「麻酔の事故」(=麻酔薬を誤った場所に注入してしまったなど)と、「分娩の事故」(=吸引分娩のため産道に裂傷が入ったなど)に分けられます。麻酔事故は盲腸の手術でも発生しますし、分娩事故は無痛分娩でなくても発生します。無痛分娩事故という特殊なものはありません。麻酔と分娩、その2つの事故の予防や合併症の早期発見と適切な対応が求められています。

井槌病院より

つまりどの手術でも麻酔による事故は起こりえるし、そもそも自然分娩も出産経過を読めないので、途中で帝王切開になることもあります。そのとき麻酔事故が起こらない可能性は0ではないし、おそらく麻酔事故は無痛分娩ならではの事故ではありません。分娩事故について、書いている通り無痛分娩でなくても出産がうまく行かないことは珍しくないです。なので無痛分娩のリスクはあるかどうかというと自然分娩のリスクと同じ程度です。

無痛分娩を選んだ理由

実は私が日本に来る前に無痛分娩の存在を知りませんでした。出産の経験がある友達もほぼいなかったので、アメリカの映画でよく見ていた「ああああ」と叫びながら出産している妊婦さんのイメージしかなかったんです笑。また、知り合いから聞いていたのですが「子供を産むとき、生理痛よりちょっと痛いぐらい」とのことでしたが毎月生理痛は非常に激しかったし、痛み止めを飲むタイミングを逃したら毎月地獄でした。列車の中で意識を失うまで痛かったです。なのでもちろんその痛みを避けるなら避けたいと思いました。

産婦人科で診察を終え、受け付けのところに来たら「自然分娩と無痛分娩はどちらにされますか」と聞かれ、正直に最初質問の意味が分かりませんでした。そもそも「出産」の言葉しか知らなかったので、その時「分娩」の単語を初めて耳にしました。隣に立っていた旦那に確認したら詳しく覚えていないのですが無痛分娩は痛みなしに子供を産むみたいな説明でした。えええ、そんなあるんだ!あるなら是非したいと思いました。こんな軽い感じで無痛分娩を決めました。しかし最終の決意は無痛分娩のレクチャーを受けた後のことでした。そのレクチャーは出産予定日の2ヶ月前に行われましたがそのレクチャーに参加するために早めに予約を取らないといけなかったのです。

無痛分娩に必要なもの

費用

無痛分娩には健康保険が適用されていないので、自費で無痛分娩料を用意する必要があります。病院によって料金が違うと思うのですが、私が出産した病院には100,000円でした。また、無痛分娩が対応できる病院は総合病院よりちょっと高いので合計の金額はちょっと高くなると思います。福岡市の場合は産科医療補償制度があって、子供一人につき420,000円支払われていますが無痛分娩が対応できる病院だとおそらくこれだけでは足りないようです。私の場合は追加で180,000円払いました。

体重管理

 無痛分娩を希望するなら、妊娠期間中毎日しっかりと体重管理をする必要があります。診察毎に体重をチェックされるので、適正な体重増加をオーバーすると先生に言われるし、母子手帳に「体重増加注意」みたいなマークも付けられます。BMI(Body Mass Index)によって適正な体重増加は違いますが、その時私のBMIは18.7でした(身長162、体重49kg)。なので望ましい体重増加は10kgなのですが多くても12kgとのことでした。それを超えると、無痛分娩での出産が出来ない場合があります。その病院の院長の話によると、余計な体重で多くの妊婦さんは無痛分娩が出来なくなったそうです。どうして体重管理はそんなに厳しく言われるの?

病院主催の無痛分娩についてのレクチャーに参加した時、妊娠中の体重管理の主な理由は二つあるとのことでした。

  • 麻酔を入れることで陣痛が弱まりやすいので、産道に余計な脂肪があったら赤ちゃんが出にくくなる
  • 背中に余計なお肉があると麻酔を打つ場所が不明になる

なので無痛分娩を選ぶならしっかり体重管理をする必要があります。

病院

最後のポイントは当たり前かもしれませんが、どこの病院で出産するかを決める事です。無痛分娩が対応できる病院は一部しかないので、まずは無痛分娩が可能な病院を調べるのは大事です。その後、病院の評価やスタッフの学位等を把握します。ちなみに私が出産したところは福岡市にある井槌病院でした。受付対応を始め、妊婦さん向けのレクチャー、出産プロセスのヘルプ、その後の回復の手伝い、リラックスサービス、料理、ママ向けの教育等は全部完璧でした。

井槌病院についての記事はこちらをどうぞ。

無痛分娩のプロセス

病院によって違うと思いますが私の体験を参考にして下さい。

STEP1

病院で妊娠が確定し、その病院で分娩する場合は当日に無痛分娩のレクチャーの予約を取る (レクチャーの予定は出産予定日の2~3ヶ月前)

STEP2

無痛分娩のレクチャー参加後、無痛分娩の申請書を出す (レクチャーの参加必須)

STEP3

出産前、陣痛が10分間隔で来たら病院に向かう

STEP4

病院に着いたら体重を計って、スタッフが出産が始まったのを確認すると入院準備はスタート

STEP5

タイミングが来たら背中の下部に麻酔を打ってもらう

麻酔を打つタイミングは妊婦さんによって違い、先生が決めます。私の場合は子宮口が5cmぐらい開いたら注射されました。

麻酔に関しては、先生の能力が高いのか、無痛分娩だとこんな感じなのか、結構早かったです。別の部屋への移動時間やお着替えも含めて約20分でした。麻酔をする際、注射を背中にするので痛いかどうか気になっている方は多いと思いますが、普通の注射とあまり変わらないと思います。また、私の場合は先生が正確な位置に打つことができたので1回で終えましたが、そうでなく何度も注射する場合もあるかもしれません。以上に書いたように病院の評価と体重管理は大事なのです。

麻酔されたらその後の痛みはどうなる?

妊娠経験者は特にご存知かと思いますが、陣痛は波みたいに起こったり止まったりしているのですが、無痛分娩の場合でも陣痛のスタートとエンドがはっきり分かります。麻酔すると赤ちゃんの感覚がなくなると心配する方もいるかもしれませんが、その感覚は麻酔をしても無くなりませんのでご心配なく。陣痛を感じても痛みというより「あ、なんかお腹はムズムズしている」という感覚でした。そして助産師さんはずっと優しく腰のマッサージをしてくれますので、陣痛がない時は目を閉じてリラックスしていたのでちょっと寝そうでした笑。

でも、陣痛の間隔は段々短くなってくるので、ゆっくり寝ているどころではなくなりました笑。そして助産師も分娩監視装置で子宮収縮のグラフを見ながらいつ息んだらいいか教えてくれます。赤ちゃんが出る前に多くの場合は会陰切開があるんですが、その痛みを全く感じず、『ジョキ』の音しか聞こえませんでした。痛みを感じなくてもこの音を聞いただけでちょっと心臓がドキドキしましたが、切られた瞬間に赤ちゃんが出るので、『ジョキ』の音をすっかり忘れました。

まとめ

最後はちょっと大げさかもしれませんが、無痛分娩だったら何人産んでも平気だと思いました笑。痛みに弱い方、または出産が怖い方にはぜひ無痛分娩をお勧めしたいです。麻酔で楽な出産のみならず、その後の回復も早いです。翌日に私は普通に一人でトイレに行ったし、階段を上り下りできました。通常、出産後の女性は疲れるはずなのですが私はとても元気でした。安心できる病院を見つけて、しっかり体重管理をすれば楽に赤ちゃんを産むことが出来ますよ。

 

Posted by kristina