有田観光はポーセリンパークだけじゃない!焼き物の神様「陶山神社」で歴史と癒しの旅

2025年2月19日

有田といえば、多くの人が思い浮かべるのはポーセリンパークでしょう。

しかし、有田の魅力はそれだけではありません。有田観光でぜひ訪れてほしいのが、焼き物の神様を祀る「陶山神社(すえやまじんじゃ)」です。今回は、その陶山神社の魅力をたっぷりとご紹介します。

陶山神社とは?

陶山神社は、万治元年(1658年)に建立された歴史ある神社で、主祭神として応神天皇を祀っています。この神社は、日本における磁器発祥の地・有田ならではの独特な風情を持ち、境内には名工たちの技が光る焼き物が点在しています。焼き物の町・有田で、心癒されるひとときを過ごしてみませんか?

有田焼の大鳥居と狛犬がお出迎え

神社の石段を上ると、目の前には白磁に淡いブルーの唐草模様が描かれた美しい磁器製の大鳥居が現れます。これは明治21年(1888年)に陶工たちが寄進したもので、有田のシンボルともいえる存在です。また、境内には有田焼の狛犬や大水瓶、灯籠などが並び、まるで野外美術館のような雰囲気を楽しむことができます。

これらの焼き物は、有田焼の名工たちの技術と情熱が込められた逸品です。

四季折々の自然美

陶山神社は、焼き物だけでなく自然美も魅力の一つです。春には約500本の桜が咲き誇り、境内はピンク色の花びらで彩られます。桜のトンネルをくぐりながらの参拝は、まさに絶景です。秋には紅葉が美しく色づき、訪れる人々の心を癒します。四季折々の風景と有田焼の芸術が融合する空間は、フォトジェニックなスポットとしても人気です。

参道を電車が横切る珍景

陶山神社のもう一つの見どころは、なんと神社の参道を電車が横切るという珍しい光景です。約120年前の明治時代、博多と佐世保を結ぶ鉄道路線の最短ルートが陶山神社の敷地内を通ることになりました。当時の神主は、有田焼の全国への流通が町の発展につながると考え、線路の敷設を許可したといいます。神聖な参道を電車が通る姿は、歴史と現代が融合した不思議な魅力があり、観光客にも人気のスポットとなっています。

陶祖・李参平碑への道

陶山神社から陶祖坂を5分ほど登ると、日本で初めて磁器の焼成に成功した李参平(りさんぺい)の碑があります。李参平は朝鮮から渡来し、1616年に有田で白磁鉱を発見。有田焼の礎を築いた彼の功績を称えるこの碑は、有田の歴史を深く感じることができるスポットとして、多くの人々が訪れます。毎年5月4日には、やきものの繁栄を願って「陶祖祭」が行われ、李参平の偉業を今に伝えています。

焼き物のお守りで旅の思い出を

社務所では、有田焼の技術が詰まった可愛らしい焼き物のお守りが販売されています。種類も豊富で、デザインや色彩もさまざまです。自分用にはもちろん、大切な人へのお土産にも最適です。美しいデザインと職人の技が光るお守りは、旅の素敵な思い出になることでしょう。

陶山神社へのアクセス

  • 所在地:〒844-0004 佐賀県西松浦郡有田町大樽2-5-1

  • アクセス方法

    • JR上有田駅から徒歩で約20分

    • JR有田駅から車で約7分

    • 波佐見有田ICより車で約10分

駐車場

  • 普通車:20台(有料)

  • 大型車:1台(無料、有田館利用)

営業時間

 

  • 社務所営業時間:9:00~17:00

  • お問い合わせ先

    • 電話:0955-42-3310

まとめ

有田観光は、ポーセリンパークだけではありません。歴史と伝統が息づく「陶山神社」で、有田焼の魅力と日本の文化に触れてみませんか?焼き物の技術が随所に感じられる境内や、四季折々の自然美、参道を電車が横切る珍しい風景など、見どころがたくさんあります。次の有田観光では、ぜひ陶山神社を訪れて、その独特な世界観を体感してみてください。有田の新たな一面を発見する旅になることでしょう。動画もアップしていますので、興味がある方はこちらへお願いします。

 

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Posted by kristina