子供の一人寝はいつから?海外との違い。一人寝できるような方法を紹介
子供の一人寝をいつから始めたら良いか気になる親は多いと思います。3歳の娘がいる私と旦那も専門家の意見を調べたり、周りの人に聞いたりしていました。そして今回はその情報をまとめて、前半は何歳から子供は一人で寝るべきか、後半は一人で寝れるような方法を紹介します。
子供の一人寝はいつから?
意外な答えになるかもしれませんが、国によっては子供の一人寝のタイミングは違います。比較のために、今住んでいる日本、私の出身であるウクライナとアメリカのデータを紹介します。日本では4歳から小学校の1年生まで、アメリカでは0歳から、ウクライナでは2歳半から一人寝出来るようになると言われています。
また、オランダの専門家は世界の親子のベッドシェアに関する論文を出し、各国の同じベッドをシェアしている親子の割合を確認できます。この論文から一部の国をピックアップしました。
出典:Viara R. Mileva-Seitz “Parent-child bed-sharing: The good, the bad, and the burden of evidence"
このデータを見るとやはり親子のベッドシェアの割合が低ければ低いほど子供の一人寝のタイミングが早いです。例えば、2歳半から子供の一人寝を推奨しているウクライナでは親子のベッドシェアの割合は9%だけです。
「ウクライナでは、子供部屋でひとりで寝るという文化が多い。"川の字"文化は、いろいろな意味で不便だと思います。
引用:https://news.mynavi.jp/article/20170310-a083/
他のヨーロッパの国の親子のベッドシェアの割合を見たら、ちょっと高めのイギリス(29.4%)とフランス(38.9%)があります。また、アメリカでは一般的に乳幼児に別の部屋が用意されているのに、ベッドシェアの割合が意外と高いですね(23%)。しかしこれは自宅の大きさの問題に関係あるかもしれませんね。
アメリカではどっちの場合もあります。結局、自宅の大きさの問題になると思います。部屋が余っていたら、子供部屋をつくります。
引用:https://news.mynavi.jp/article/20170310-a083/
日本の場合は4歳から子供の一人寝が推奨されているようですがやっぱり、小学校まで親と一緒に寝る傾向にありますよね。そしてベッドシェアの割合が高いですね(54.4%)。また、アジアの国を見たら、日本だけではなく、中国、韓国、インド、ベトナムも同様の結果です。
ベトナムは日本と同じ。乳児の時なら親と一緒に寝た方がいい。面倒を見られるから。
引用:https://news.mynavi.jp/article/20170310-a083/
インドも日本と同じく、家族と一緒に寝るのが普通です。
引用:https://news.mynavi.jp/article/20170310-a083/
結局、国によっては子供を一人で寝させるタイミングが違うので、何歳から子供に一人寝をさせれば良いか一概に言えないということですね。各家庭の事情に合わせて決めるのが一番正しいと言えます。
私の家族はどうしていたかというと、娘は生まれてから3歳までは同じ部屋のベビーベッドに寝ていました。1歳くらいまで機嫌が悪かったとき、体調を崩していたとき少し添い寝をしていました。また、2歳の時、娘は夜中に起きて『ママとパパのベッドに行くよ』と言ってこちらのベッドに来ようとしたら、私は毎回『朝なら良いよ』と答えていたので、娘は朝の6時くらいにパパとママのベッドに来ていました。毎回ではないのですが、3歳になる前に来ることが多かったです。その時、私は娘に新しいベッドの話をして、3歳3ヵ月になったら、子供ベッドを買って、寝室の隣にあるキッズルームで寝かせています。まだ3歳半もなってないのに、小学校まで子供と一緒に寝る日本人から見たら早いかもしれませんが、娘は特にストレスなく別の部屋に移動できて、一人で寝れるようになりました。その方法を記事の後半で紹介します。
子供が一人寝できるようになる方法
子供が一人寝できるようにいくつかの方法がありますが、それを実施する前にまずは、親の気持ちの整理が必要ですね。本当に自分の子供をもう別の部屋で寝させて良いのか?はっきりしないといけませんね。なぜそれは大事かというと自分の気持ちをクリアにしないと、子供は一人で寝れるようにちゃんとサポートができなくなるので、全部台無しになります。それはどういうことか解説します。
子供から離れる親の覚悟
実は子供から離れたくない。。。
例えば、よくあることなのですが子供は離乳食になれて、食欲があって、問題なく一日に3回+2回間食を食べているのに、お母さんは母乳を与え続けます。2歳~3歳の子供にまだ母乳を上げるケースがよく見られています。なぜ続けるか聞いたら、止めると寂しくなるからと言うのです。恐らく子供と一緒に寝ているお母さんも同じような気持ちがあるんじゃないかなと思います。毎日ぽかぽかしている子供をギューっとすると、気持ち良いし、可愛い子供の寝顔を見れば、1日の嫌なことがあっても癒されますよね。それが急になくなったらお母さんの気持ちはどうなりますか?寂しくならないですか?子供を別の部屋に行かせても大丈夫でしょうか?自分の中にあやふやな気持ちがなければ子供の一人寝の準備を進めたら良いと思います。その前にもう一つ重要なことがあります。
夜中に子供に呼び出されたら起きる覚悟
中々避けられない事情ですが、子供は幼児でも小学生でもいきなり別の部屋で寝ることになったら、夜中に起きて怖い気持ちが生まれたり、不安を感じたりするので、親を呼び出します。もし今まで夜から朝まで起きずに寝ていたら、夜中に何回も呼び出される可能性があるので、対応できるかどうか事前に考えて下さい。多いときは5回以上呼び出されることもあります。そこで親が協力したら子供は徐々に新しい部屋に慣れます。新しい部屋に行ってもママかパパはいつも来てくれるよという安心感を感じさせるために、呼び出されるたびに対応する必要があります。それはどれくらい続くか子供次第ですね。
私の娘の場合は最初の1ヶ月3回~4回くらい私を呼んでいました。理由は怖いとか暗いとか、トイレに行きたいとか、水を飲みたいとか。今は1回~2回呼び出されていますが、基本的にはトイレに連れて行って欲しいからですね。
では、次は子供は安心して一人で寝れるように何をしていたか説明します。
子供の一人寝できる意志を確認
まずは当たり前のことですが、そもそも子供は一人で寝たいかどうか確認する必要があります。いきなり『一人で寝れるの?』と聞いても答えは『No!』が来ると思うので、自分の子供の性格や好きなことと嫌いなことを考えた上で、子供に好かれそうな会話をしたら良いです。
例えば、私の家族の場合はベッドの購入の前にこういう風に話をしていました。娘は自分のベビーベッドに寝ていましたが、いつもママとパパのベッドに寝る機会を作っていました。寝る前に絵本を読み終わったら『ちょっとだけママとパパのベッドに寝る』とか『朝が来たらママとパパのベッドに来るよ』、旦那の出張があったとき『今日はママと一緒に寝る』等を言いました。
私:なぜ、ママとパパのベッドに寝たいの?
娘:ママとパパのベッドは大きいから
私:じゃ、ティナちゃんに大きいベッドを買ってあげたら一人で寝れる?
娘:うん
私:大きいベッドを買ったらママとパパの部屋に入らないから、隣の部屋に置くけどそれでも大丈夫?
娘:うん
私:大きいベッドなら隣の部屋で一人でも大丈夫?
娘:うん、大丈夫
みたいな会話をしていました。
子供はよく考えずに色々なことを発言しているので、この会話を1回じゃなくて結構頻繁にしていました。笑 そして子供の一人寝の意志を確認できたら一緒にベッドを選ぶ段階に進めました。
子供の好きな安眠グッズを揃える
子供が安心して一人で寝れるように子供の好きな安眠グッズを買う必要があります。まずはベッドからスタートですね。一緒にお店に行ったり、ネットで写真を見たりするのがオススメです。そして子供の好みを優先して、買うのがオススメです。もちろん、ベッドを選ぶときにデザインだけではなく色々重要な点がありますが、それと子供のお気に入りのモデルを合わせて買うのはベストです。
ちなみに、私たちはニトリシステムベッドを選びました。
そして見ている通り、写真にウサギのぬいぐるみや飾りも映っているので、娘はそれに惹かれて、『ウサギのベッドが欲しい!』と言い出しました。ベッドが届いてもずっと『うさちゃんはどこ?』、『うさちゃんはいつ届くの?』と聞いていたので、うさちゃんの模様が付いているシーツ、うさちゃんのぬいぐるみ、クッション、ライトを揃えました。娘はニトリのアイテムじゃないとダメだったので、ライト以外全部ニトリで買いました。3歳なのにこだわりが強いです 笑。
子供によって欲しい安眠グッズが違いますが、ワガママでこれもそれも欲しいと言われても、子供を一人で寝させるなら買ってあげた方が良いです。娘が思う安眠アイテムを全て揃えたら娘は安心して一人で寝れるようになりました。
いつもの寝かしつけのルーティンを継続
人間は環境の変化によるストレスを感じるので、できるだけストレスを軽減するために、今までの寝かしつけのルーティンを継続しましょう。寝る前に絵本を読むとか、眠くなる音楽をかけるとか、一緒にちょっとベッドに入るとか、家族によって寝かしつけは違いますが、それを継続して実施しましょう。
ベッドライトを用意
快適に睡眠を取るために部屋を真っ黒にした方が良いと言われていますが、一人で寝ている子供からすると、それは結構怖いですよね。私はよく娘に夜中呼び出されて『怖い』と言われていたので、夜中にカーテンを閉めずに部屋をできるだけに明るくしていましたが、やっぱり娘は怖がっていました。
そんな時、子供の隣に置ける『ベッドライト』がオススメです。怖くなったら自分で付けられるので、怖い気持ちを軽減できます。
娘に最初はシンプルなデザインの小さいライトを用意しまたが、より安心感を与えるために、『娘のお気に入りのデザイン』と『簡単にライトを付けられる』というポイントを重視して、ワンタッチでライトが付いて、柔らかい『うさちゃんのライト』を買ってあげました。見た目はとても可愛く、触り心地良くて、布団の上に置いても安全なベッドライトです。USB充電式なので、毎回電池を入れ替えなくても良いです。
娘はそのライトをとても気に入って、寝る時は必ずベッドの棚の上に置いています。
夜中に怖くなったら自分でウサギをタッチしてライトを付けます。朝、娘の部屋に行ったらライトが付けっぱなしになっている事もあります。娘はうさぎが好きなのでうさぎのデザインにしましたが他にも猫、ひよこ、クマなどのデザインもあります。
まとめ
子供を何歳から一人で寝させるべきか人によって意見はまちまちですね。国の文化、家庭の事情、子供の性格等はそれに影響を与えているようです。まずは親もなぜ子供を一人寝をさせたいかきちんと考え、その後は子供も一人で寝れる意志を確認してから決めるのが一番ベストだと思います。成長が早くてすぐになんでも自分でしたい子供もいれば、そうではない子供もいるので、ちゃんと子供の成長の変化を見ながら判断しましょう。
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