島根県観光にオススメ。2003年から連続庭園日本一。足立美術館

2019年10月29日

初日は鳥取砂丘に行き、翌日は旦那がずっと行きたかったお隣の島根県にある、足立美術館に行きって来ました。行くまでは美術館に行ってもなぁ。。。位の気持ちだったのですが、着いてビックリしました。駐車場もこんな感じで、こんな場所に日本一の庭園があるなんて想像もつきませんでした。日本一という位だからとても大きなイメージをしていたからです。

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2003年から16年連続庭園日本一

米国の日本庭園専門誌『The Journal of Japanese Gardening』が全国900カ所以上の名所旧跡を対象に実施されている庭園ランキングで連続して日本一を獲得しています。

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創設者の足立全康の石像です。庭園を指差し、『俺の素晴らしい庭園を見てくれ』と言わんばかりの感じですね。

日本一の庭園の秘密

5万坪の日本庭園には歓迎の庭、苔庭、枯山水庭、亀鶴の滝、池庭、白砂青松庭からなっています。また、近代日本画も1500点所蔵し、庭園の四季に合わせて、年4回の展示替えを行います。名園と名画が奏でる、ゆるやかな時間。これが美術館であり、庭園日本一の所以ではないでしょうか。

苔庭

初めは館内から窓の外を眺めるだけなんだと思っていて、急に外に出れたので感動しました。苔の絨毯がキレイに敷かれていて、そしてその苔も雨などで傷がつかないように丁寧に細工されているようです。

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中からこんな感じで、至るところに庭園を眺める窓がありました。

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みんな夢中になって写真を撮っていましたよ。笑

でも窓越しだと窓で反射したり、自分が写ったりで良い写真が撮れませんでした。

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こちらが苔の庭。さっきまで館内にいたので夢中になって写真を撮りました。笑

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娘は柵の向こうに何度も行こうとしていました。笑

枯山水から池庭

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こちらは枯山水です。枯山水はキレイだと思いましたが、その途中にある、何も名前も付いてないような場所でも手入れが細かく、一体どのくらいの時間を手入れにかけているのだろうと思いました。

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ちょうど秋だったので緑から朱色に変わるコントラストも非常にキレイでした。

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こちらは池庭。このポイントがピクチャーポイントなのでしょうか。みんな写真を撮っていました。

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うちの娘はちょっと違った場所で写真を『撮って撮って』と言ってました。

庭園もまた一幅の絵画である

創設者である足立全康の言葉で、『庭園もまた一幅の絵画である』。直接見てキレイなのはもちろんなのですが、建物の中から窓を通して庭園を見ても、あまりの美しさに一つの絵画のように見えます。実際に『生の掛軸』という場所があります。床の間の壁をくり抜いて、あたかも一幅の山水画がかかっているように見る事が出来る足立美術館の名物の一つだそうです。

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こちらが生の掛軸です。肉眼で見たら本当に絵のように思えましたが、これが私のiPhoneの限界でしょうか。。。。笑

一眼を持っている方はぜひキレイな一枚の絵が撮れるよう挑戦してみて下さい。

白砂青松庭

最後がこちら白砂青松庭です。横山大観の名作『白砂青松』をイメージして造られた庭園です。白砂の丘陵には、右に黒松、左に赤松を配置し、対照的な調和美を生み出しているようです。ここでも横山大観が出てくるとは創設者のただならぬ横山大観愛を感じますね。

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ここは人気の場所なのか、人が非常に多かったです。adachi-museum-of-art13

みんなが去るまで待って写真を撮りました。

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七人の侍

5万坪という広大な面積で、細かいところまで手入れされているこの庭園。遠くに見える山でも目に入るもので『一つの絵画』になりうるものは、手入れしているようです。大きく育ってしまったものや、青々と茂ってしまったものも調整しているんだとか。。。。

そして庭園には木の葉一つ無駄なものは落ちていません!!!!

これだけの規模なんだから100人くらいで手入れをやっているんだろうと思っていたのですが、なんと7人の庭師だけで手入れをしているんだそうです。

これぞまさしく七人の侍ですね。

庭園コーナーの本館1Fを終えると次は本館2Fの近代日本画があります。特に横山大観のコレクションは素晴らしく年代毎に見ると絵の描き方なんかも全然変わっていて面白いです。

最後は新館です。こちらは現代日本画になります。ゆっくり見たかったのですが、娘がお腹が空いてぐずり出したので、あまりゆっくりと見る事が出来ませんでした。

ちなみに庭園の写真は撮影できますが、美術品の撮影は禁止となっていますのでご注意ください。

松江地ビール

お土産コーナーに松江地ビールが売っていました。

ヴァイツェンがバナナフルーティで優しい味わいと謳っていたので買ってみました。

香りは蓋を開けると、確かにバナナのような甘い匂いがするなと思いました。飲んだ感じはドイツのヴァイツェンビールに似ていましたね。最初はフルーティーで後からほんのり苦味が来る感じです。濃厚なチーズやピザやパスタにも合うようなのでお土産にいかがですか。ちなみにピルスナーも買ったのですが、ピルスナー好きの旦那は ん〜〜〜。。。。と言っていたので個人的にはヴァイツェンがオススメです。あとは好みですかね。

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詳細

【開館時間】

(4月~9月) 9:00~17:30(10月~3月) 9:00~17:00 

※新館の最終入場は閉館15分前
【休館日】 年中無休 ※新館のみ展示替えのため休館日あり
【入園料】大人2,300円、 大学生1,800円、 高校生1,000円、 小中学生500円、

(2年間パスポート)6,000円  ※土曜日は小中高生無料(要学生証提示)

※外国籍の方は在留カードなどを提示すれば料金が半額になりますよ。私も半額になりました。

足立美術館公式サイト

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